概要
2024年10月に新番組として始まったThe Essence of Music(MusicBird)の第5回目の放送。
放送時刻: 2024年11月3日(日)25:30-26:00(11月4日(月)の01:30-02:00)
放送内容
- オープニング
- 11月3日は文化の日。秋は春と同じように何か新しいことを始めてみようかなと思う季節。「お料理のレパートリーを増やしたいな」とか、「美術館に足を運びたいな」とか、秋という季節は自分と向き合う時間が多くなる。
- 最近の奈良、屋久島、徳島のイベントをきっかけとして、日本には私が知らないたくさんの素敵な場所がまだまだあることを知った。その土地土地の面持ち・食べ物・風習がそこに住む人たちの中に生きていることを感じた。
- (遠くに行くことは大変かもしれないけれど)別に遠くに行かなくても、いつもと違う場所に足を運ぶことは何かしら楽しい変化をもたらしてくれる気がする。
- お便り①
KOKIAさん、こんばんは。第一回目から聴いています。初めてラジオでKOKIAさんを知りましたが、心が癒やされるひとときです。CD購入して聴いてみることにしました。11月20日発売の。仕事休みですので、これからも聴いています、応援しています。ラジオ、楽しみにしています。
カツさんからのお便り
- ラジオ番組を始めたことの一つの理由は、KOKIAの歌に一人でも多くの方が出会えるきっかけ作り。だから「この番組をきっかけにKOKIAを知った」というのは本当に嬉しいメッセージ。
- 楽曲①「Hello passing days」アルバム『trip trip』より
- アルバム『trip trip』について
- (今日は)文化の日にちなんで「旅」のお話をしている。trip tripは、2002年に発売された「旅」をテーマにしたアルバム。
- 時が流れたからこそ話せる話として、1998年のデビューから自分のやりたいことが思うように出来ない環境が少し続いていた。そんなとき、色々頑張った私へのご褒美として「一枚、自分が作りたい方向でアルバムを作っていいよ」というまたとない機会をもらって作ったのがこのアルバム。
- シンガーソングライターにとって自由に音楽で表現することは当たり前のはずだけれど、実際には、仕事で音楽をやることはそれに関わる人たちの思惑もあって自由にできることはあまりなかったのかな、という当時があった。「自分の気持ち」と「有名にしてあげたい!、と思う周りの考え」が少しずつ音楽の中で乖離していく感じがあり、悩んでいた。
- 「自分のやりたい音楽だって、こんなにカッコいいよ! もしかしたら、それが売れるかもよ!」ということを周りの大人に証明したいという思いも、trip tripには込められていたように思う。(それもあって、アルバムの中には)KOKIAの音楽の特徴の一つでもある「声の多重録音」で作られている「調和」が収録されている。
- 「こんなのカラオケで歌えるわけがない」、つまり(遠回しに)「売れるわけ無いだろ」と言われた「調和」。売れたか売れてないかを評価するのはお客さまだけれど、これも今となっては良い思い出。でも、今も昔も「カラオケでみんなが歌える曲」が書きたい訳ではない。売れる曲に方程式がある訳でもない。
- シンガーソングライターという肩書でやっている以上は、周りの意見に翻弄されて作品を曲げるよりも、自分の中から出てきた純度の高いものを皆さんに自信を持ってお届けするということしか、してはいけないのかな、と思っているところが強い。
- 聴いてくれる人、買ってくれる人がいなければ独りよがりになってしまうから、どこかでバランスは取らないといけないかもしれない。(けれども)まずは自分のやりたいことはなんなのかを自分に耳を傾けてみることは大事なことのように想っている。
- 楽曲②「調和 oto 〜with reflection〜」11月20日新発売のアルバム『essence』収録のバージョン
- お便り②
KOKIAさん、こんばんは。この度はラジオ番組の開始、および、ツアーの円満終了おめでとうございます。私は先日のOnce-in-a-lifetime meeting「歌参り Nagoya」に参戦しました。ツアー最終公演としてふさわしいクオリティにとても感動しました。そんなコンサート会場でのお話です。座席の段差が高めに設計されていたため、最前列でないにもかかわらずKOKIAさんの全身を視界に収めながら音時間を楽しめるという幸運に恵まれました。アーティストさんのお顔が見えないとすこ〜しだけ寂しい気持ちになってしまうため、この会場設計に思わず感激してしまいました。初めての会場でしたが、大好きになりました。そこで、質問です。KOKIAさんも最近思いがけず良い刺激になった心のビタミン源のお話し、ありましたら教えてください。
ワタマロンさんからのお便り
- 「ありますよ〜」。今日はちょうど旅の話をしていて、10月に奈良、屋久島、徳島に歌を届けにいった話は(最初に)した。そうしたイベントに参加するにあたり、「はじめまして」のミュージシャンの方たちとご一緒させていただく機会を得た。
- 新しい人との演奏
- 同じ曲で何度も何度も演奏していても、一緒に奏でる演奏者が変わることでだいぶ違う雰囲気になったりする。その度に、ご一緒する方たちの持ち味が出るようにアレンジをちょっと変えたりする。バックの演奏に影響されてKOKIAの歌も変化するので、まさに刺激になる。
- 来年も引き続き一期一会のコンサートで地方に歌を届ける。今年はお休みしたホールコンサートも再開する。その会場会場で準備される、その日の音レンジャーのみなさんとしか生み出されない音を、みなさんにはぜひ楽しんでもらいたい。
- 徳島での学校公演
- 徳島の山の方で、学校公演をしに行ってきた。小さな学校で、子どもたちや地元の方たちに音楽を届ける催し。そのときに、動物シリーズから色々歌った。
- 子どもたちが色々な動物のアイディアをくれたり、「クマが好きだった」という感想をもらったりしたことで、改めて動物シリーズの音楽を作っていて良かったと思った。
- 学校公演で一番人気だったのが「クマ」。
- 楽曲③「クマ ~くまおの初恋 クマったな~」アルバム『Animal CD vol.1』より
- 動物シリーズについて
- 一度聴いたら頭の中で何度もリピートしてしまう動物シリーズ。
- その日の気分で好みの動物が変わるのも良い。この秋は何故か「カピバラ」の曲が頭の中で再生されることが多いKOKIA。
- (動物シリーズを聴いたことがない場合は)デジタル販売もしているので「Animal Kingdom KOKIA」で検索したりKOKIA公式ページで探して、ぜひ、40匹近くいる動物の曲を聴いてほしい。
- コンサート情報
- サントリーホールのブルーローズ公演も終わり、中国ツアー直前。日本国内でご案内できるコンサートは年内12月2日の品川教会でのイベントのみ。
- 12月2日(月)コンサート「愛と平和と音楽と」(キリスト品川教会・グローリアチャペル)
- キャピタルヴィレッジの情報
- 放送の段階でチケットは「残りわずか」
- エンディング
- 番組ではリスナーの皆様からの「質問」、「リクエスト」、「みんなとシェアしたいよ〜、というお話」をお待ちしている。(宛先情報はラジオの公式ページから)
- コンサートやその他のKOKIAに関しての情報は、KOKIAオフィシャルホームページから。
補足
放送で言及されていた徳島の学校公演について、10月18日(金)に徳島県の山奥の学校へ二時間ほど時間を掛けて車で行き、地元の人に向けてKOKIA、柴田敏孝、山口とも、住友紀人の4人で非公開イベントを行ったことは19日(土)の徳島県・コティでの公演のMCで語っている。
今回番組で紹介された楽曲は、KOKIA YouTube公式チャネルから視聴可能。
- YouTube動画「Hello passing days」
- YouTube動画「調和 oto 〜with reflection〜」(放送時はアルバム『essence』版であったため、この動画のものとは異なる)
- YouTube動画「クマ ~くまおの初恋 クマったな~」
動物シリーズについての公式情報は以下の通り
- アルバム『Animal CD vol.1』
- アルバム『Animal CD vol.2』
- アルバム『Animal CD vol.3』
- アルバム『Animal CD vol.4』