概要
2024年11月28日に東海ラジオのラジオ番組「Bre:eze(ブリーズ)」に生出演したKOKIA。DJはDJイレーネ。
当日のKOKIA


内容
DJイレーネ(以下、イ): DJイレーネがお届けしています。東海ラジオブリーズ、ここからはゲストのお時間です。今日はこの方、自己紹介お願いできますか?
KOKIA(以下、K): こんにちはKOKIAです。
イ: ようこそお越しくださいました。
K: よろしくお願いします。
イ: 番組には初登場でいらっしゃいます。KOKIAさん。11月も暮れに来てくださいました。早速なんですが今日のメッセージテーマ。「揺らいでます」。
K: 揺らいでますよね。
イ: 揺らぐタイプですか?
K: 私はもうゆらゆらですね。もう人生のテーマ「ずっと揺らいでる」という感じで。はい、もう揺らぎを楽しんでいるタイプでしょうか?
イ: 揺らぎ、例えば、曲作りとか、作品を作る時にも、もう結構じっくりじっくり。考えていく?それとも初志貫徹という感じなんでしょうか?
K: じっくりとその時を待つというタイプで、絞り出すタイプではないので、もし今日その時がないのであれば、明日かな〜、みたいな。
イ: え〜、これはいい生き方じゃないですか?
K: そうですか? もう物は言いようなので。いいかは分からないんですけれども。私は結構ゆらゆらいつもしてます。
イ: へ〜、あの、晩ご飯のメニューとかも?
K: ああもうホントゆらゆらしますね。あの、ご飯、メニュー決めるときも、外でですね、人が何決めんのかなーっていう、感じ。
イ: 人に左右されるタイプ。
K: さっきもずっと番組聞いてたんですけれど、なんか、ひと言で気になっちゃうタイプと、そうじゃないタイプ? 私はもうめちゃめちゃ気になっちゃったタイプです。
イ: さっきまで上機嫌でいたのに、別に自分に向けられたことばでもないのに。何か言葉を聞いてシュン……ってなっちゃう。
K: そうです。でも、シュン……ってなっても悟られないようにするタイプでもあります。
イ: 心の中で葛藤を抱えて。
K: 1人でへこむタイプです。
イ: KOKIAさん、さあそんなKOKIAさん、先週11月20日にオールタイムベストアルバム『essence』リリースされました。おめでとうございます。
K: ありがとうございます。
イ: こちら豪華になっておりますよ。25周年を迎えたということで。オールタイムベストアルバムとなりました。これまでもベストの選曲というのは何度かされてるのかなと思いますけれども。今回CD2枚組、全30曲を収録されてます。
K: もうそれこそ揺らぎながらの25年間。揺らぎながらでもやっぱり1つだけ続けてこられたのはミュージシャンKOKIAでいることだったんですよね。そんな私のゆらゆらの結晶がこの2枚組の『essence』に入っているんです。
イ: 「ゆらゆらの結晶」。すごいですよ。でもこの選曲をしていくのもゆらゆら?
K: そうですね。最後の最後まで本当にやっぱりこれ入れたい。いや、これを入れるとこっちが入らない。悩みましたよね。
イ: 今回すごく素敵な、チョイス。分け方というのもちょっと変な表現かもしれないんですけれども2枚に分けた時に励まし、YALE。そしてHEAL、癒やし。この、2つの軸でディスクを構成されていきましたね。これはどんな思いで、こう2つに分けていったんですか?
K: なんかあの〜、「音楽のジャンルでKOKIAさんの楽曲ってなんですか?」って言われる質問がすごく答えづらくって。というのは結構いろんなタイプの曲を書くんですね。なので、テーマを、音楽のジャンル分けよりはこういう形容詞といいますか、言葉で分ける方が色んな楽曲が肩を並べていても分かりやすいんじゃないかなというところで今回癒やしのディスクと励ましのディスク分けたことで楽曲が色々、様々なんですけれども、「あっ、この楽曲は全体的に癒やしがテーマになってる」、「励ましがテーマになっている」っていうところで意外と入り口聞きやすくなったんじゃないかなと、思っています。
イ: ホントこう背中を押してくれるのか。背中、肩を抱いてくれるのか、っていうのが。ホント、こうジャンル分けが難しいとおっしゃいましたが、「KOKIAさん」というジャンルの中で、そういう曲の立ち位置っていうのが少しずつあるんですね。
K: そう言っていただけると嬉しいです。
イ: 今回の聴きどころの一つとしてKOKIAさんの代表曲「ありがとう…」がありますが、この曲ももちろん収録されているんですがこちら「KOKIA’s Version」として。セルフカバー。
K: そうなんです。今回、実は25年前のデビューしてすぐにオリジナルと呼ばれている1回目の「ありがとう…」のリリースがあって、たくさんのお客さんにもう、ね。支持していただける曲になって。で、2006年ぐらいにセルフカバー1度してるんですけれども、今回この25周年のアルバム『essence』に2度目のセルフカバーで新録ということで収録させてもらいました。
イ: この回数だけでもやっぱりそれだけ「ありがとう…」という曲が、KOKIAさんにとっても大切であり、思い入れのある楽曲なのかな、と想像してるんですが。なんでしょう、こう、1回目というか、最初、そして最初のセルフカバー、そして今回と。チャレンジしたいものがやはりずっとあったんですか?
K: そう! これなんかすごく長いストーリーをものすごくショートバージョンにお話しすると、デビューを、私のデビューを決めたきっかけとなったレコード会社さんに送ったデモテープの中に入っていたのが実はこの「ありがとう…」の曲なんです。
イ: 最初に?
K: 最初の最初。でももちろんその曲は世の中には出ていないんですね。でも私にとってはその「ありがとう…」こそがオリジナル。
イ: ああ〜。
K: なんですよ! で、一度目に世の中に出たものはすでにお化粧されて出ていったものだったので。う〜ん、何かこう自分の中の、デモテープに入っていた「ありがとう…」の音像をお客様にも届けたいなという気持ちがずっとあったんですよね。それで、機会をいただいたのが2006年にセルフカバーをした「ありがとう…」だったんですが、これがまた、ちょっと時間がたってしまったことでその思いが強すぎて空回りバージョン、となりました。もちろんその時はこれがやりたかったこととして、あの〜「KOKIA印」で認定したんですけれども。時がまた流れて、この「ありがとう…」が自分にずっと寄り添ってくれた楽曲で、この代表曲をもう一度。あのときのフレッシュな空気感を、この〜、今の私が歌ったらどうなるんだろう。あの音をみんなにもう一回届けたいなという気持ちがまだあったので、今回まさかの3度目に挑戦させていただき、結果、やっぱりやってよかったなと思っていて、今回「ありがとう…」のサブタイトルに「KOKIA’s Version」って入れてもらったのは、これがホントに、「私認定」、大好きなバージョンができたよ、という意味で「KOKIA’s Version」と入れさせてもらいました。
イ: じゃあ実質的には「ありがとう…」は4回生まれて。
K: そうですね。
イ: すご〜い。ホントに不思議だなと思うのが、その〜、デビューの前に生まれていたこの名曲が、でも、25年経ってやっと帰ってきたというか。新しいけれども原点回帰したっていうのは……。
K: 普遍的なやっぱりテーマなので。今歌っても、何もブレないというか、同じ思いで歌えたのがすごくよかったなと思いますね。
イ: そのためにきっと、でも、25年必要だったのかもしれないですね。
K: うん、もうホントにそれは今回思ったことでした。きっとこの曲のストーリーは、この25年という月日をかけることで、やっと出来上がる物語だったのかなというふうに(思っています)。
イ: そしてあとから考えればそれも運命だったのかなと感じさせる、ことがもう一つあるんですよね。で、この「ありがとう…」のミュージックビデオ。私も拝見させていただいたんですがミュージックビデオが、実は、今回初めて。
K: そうなんです。存在してなかったことに気づかないぐらい、あるものと何となくどこかで思っちゃってたところがあって。「『ありがとう…』ってそういえばミュージックビデオがないよね」って誰かが言い始めて。「あっ、本当だ」って私も言い始めて。「えっ、そうか… 撮る?」みたいな流れになりました。
イ: でもここでやっと「KOKIA印」ということで生まれた今回の「KOKIA’s Version」だからこそミュージックビデオも「今だ!」と、思ったんでしょうね。
K: そう思います、はい。自分の大好きな納得のいく音源でミュージックビデオを撮ってもらえるっていうのは、ホントに幸せなことでした。
イ: すごいストーリーですよ。改めて代表曲「ありがとう… (KOKIA’s Version)」はもちろんですけれども、オールタイムベストアルバム『essence』聴いていただいて、この25年の月日。アーティストとしての旅を感じてもらいたいですね。
K: ぜひ!
イ: そしてアーティストとしての旅を感じられる、もう一つの場所はライブ会場かなと。
K: そうですね。
イ: そんなふうに思っております。「KOKIA Once-in-a-lifetime meeting 2025 一期一会のうたツアー」が開催、来年決まっております。このエリアにも来てくださいますね。
K: はい。
イ: 7月27日です。来年の7月27日日曜日、愛知電機文化会館ザ・コンサートホールとなっております。少し先ではありますが、もう楽しみにしていらっしゃいますか?
K: もうすごい楽しみです。なんかあの、やっぱり色んなことを準備するのってとても時間がかかるので「あれ? 時間があったようなのにもう来たの?」っていうのが毎年毎年の出来事で、今年もきっとこのツアーが始まったら、あっという間に駆け抜けるんじゃないかな、と楽しみにしています。
イ: もう全国で色んな会場にてツアー発表になってますが、もしかしたらまたこれからも変化、増えていく可能性もあると。
K: はい、追加の予定があります。
イ: 駆け抜ける1年に来年もなりそうですね。
K: はい。楽しみです。
イ: ぜひチケットの購入方法、そしてツアー情報はKOKIAのオフィシャルサイトなどをご覧ください。さあ今後も楽しみにしていたいと思います。改めて25周年もおめでとうございます。
K: ありがとうございます。
イ: 最後に今日もお話し合った一曲をお送りしたいなと思うのですがその前にリスナーの皆さんへメッセージ頂いてもよろしいですか?
K: もちろんです。え〜、私はね、25周年ということなんですけれども、ずっと25年の間、歌を楽しみに聴いてくださって、応援してくださった皆さんの優しい言葉とか、そういったものがず〜〜っと励みになって、私はその気持ちに応えたいという気持ちでいつも歌を届けています。その温かい循環がこの先もずっと続いていくといいなということを願って、今日は最後にこの感謝の気持ちを込めてこの曲をお届けしたいと思います。聴いてください。KOKIAで、「ありがとう… (KOKIA’s Version)」。
イ: 今日のゲスト、KOKIAさんでした。ありがとうございました。
K: ありがとうございました。
曲 「ありがとう… (KOKIA’s Version)」(アルバム『essence』)